デジタルマルチメータによるダイオード順電圧の検出
このギアでは、赤いプローブがマルチメーター内の正の電源に接続され、黒いプローブがマルチメーター内の負の電源に接続されます。 2 つのプローブとダイオード間の接続を図 1 に示します。図 1 (a) の接続に従って測定すると、テストされたダイオードは順方向に導通しており、マルチメータにはダイオードの順方向導通電圧が mV 単位で表示されます。一般に、良好なシリコン ダイオードの順方向導通電圧は 500mV ~ 800mV であり、良好なゲルマニウム ダイオードの順方向導通電圧は 200mV ~ 300mV である必要があります。 「000」が表示された場合は、ダイオードが故障によりショートしていることを示します。 「1」が表示されている場合は、ダイオードが順方向ではないことを示します。図 1 (b) の接続に従って測定すると、「1」が表示され、ダイオードが逆方向遮断されていることを示します。 「000」またはその他の値が表示されている場合は、ダイオードが逆降伏していることを示します。このファイルは、トランジスタの品質を判断し、ピンを識別するためにも使用できます。測定するときは、まず 1 つのプローブを指定されたピンに接続し、次にもう 1 つのプローブを他の 2 つのピンに順番に接続します。両方のプローブの導電性または非導電性を 2 回テストした場合は、2 つのプローブを切り替えて再度テストします。-両方のプローブが非導通または 2 回導通した場合、トランジスタは良好であると判断でき、指定されたピンがトランジスタのベースであると判断できます。赤いプローブがベースに接続され、黒いプローブが他の 2 つの極に接続され、両方とも導通している場合、トランジスタが NPN タイプであることを示します。それ以外の場合は PNP タイプです。 ※2つのPN接合の順方向導通電圧の大きさを比較し、大きいほうがbe接合、小さいほうがbc接合となり、コレクタとエミッタの両方が識別されます。
