デジタルマルチメータで漏電を測定する方法
デジタルマルチメータのAC電圧レンジを使用して、電気はんだごての漏れ電圧を測定します。
デジタルマルチメータのAC電圧レンジを使用して電気はんだごての漏れ電圧を測定する場合は、まずデジタルマルチメータをAC電圧レンジに合わせてから(図では自動レンジ変更機能付きデジタルマルチメータを使用しています)、こて先に触れてください。一方のテストリードをはんだごてに接続し、もう一方のテストリードをアース線(またはアース)に接触させると、マルチメータに表示されるAC電圧が漏れ電圧になります。 はんだごてが接地されていない場合、高温ではんだごての先端の漏れ電圧が高くなります。 図のはんだごてプラグのアース端は丸いため、一般的なソケットには挿入できません(ユニバーサル5穴ソケットなら挿入可能)ので、プラグのアース端をカットしています。 ソケットにはアース線が付いていますが、電気半田ごてはアースされていないため、漏れ電圧が発生します。
テスト中、赤いテストリードは小さなはんだ線を介してネジに接続され、このネジは生産ラインのソケットのアース線に接続されます。 上の図では、測定されたリーク電圧は 42.51V です。 接地されていない電気はんだごての漏れ電圧は高温でも高いことがわかります。
はんだごてが電源に接続されていない場合、マルチメーターに表示される AC 電圧はわずか 20.9mV です。
はんだごてが電源に接続されていない場合、マルチメーターに表示される AC 電圧はわずか 20.9mV です。 この測定値は AC 電圧範囲の干渉信号であり、数値は常に変化します。 図から温度調整用はんだごてプラグのアース端が切断されているのが分かります。
2. デジタルマルチメーターで漏れ電流を測定します。
電気はんだごての漏れ電流をデジタルマルチメータの交流電流レンジで測定します。
デジタルマルチメータを使用して電気機器の漏れ電流を測定する場合は、まずマルチメータを AC 電流レンジに調整します (レンジが自動的に変更されるマルチメータでない場合は、レンジスイッチを最小 AC 電流レンジに調整します)。上で説明したように、赤と黒のテストリードを使用します。 マルチメータに表示される測定値は漏れ電流です。 上図より、はんだごての漏れ電流は5.4μAであることがわかります。






